スペイン中央銀行「デジタル通貨の設計提案に焦点を当てる」

スペイン中央銀行「デジタル通貨の設計提案に焦点を当てる」

スペインの中央銀行であるBancodeEspañaは、2020年から2024年までの戦略計画として、デジタル通貨の開発を予定していることを明らかにした。

BancodeEspañaはこの戦略計画の中で、スペイン経済における欧州中央銀行の方針と傾向を分析することに加え、中央銀行デジタル通貨(CBDC)についての計画を示した。また2024年までに「国際的環境から生じるリスクと機会」、「中央銀行の政策とその相互作用」、「新技術と情報源」、「スペイン経済のトレンド」、「個人や企業の性質が不均一であることの対策」の5項目を研究分野として掲げている。

CBDCに関しては、銀行へのマイナス金利の影響、市場へのCOVID関連のストレス、およびその他のいくつかの分野を調査するとともに、CBDC研究を並行して行なっていくと主張している。BancodeEspañaの局長であるJuanAyuso Huertas氏は、「デジタル通貨の開発にかなり積極的で、デジタルユーロレポートを作成したCBDCに関するハイレベルタスクフォースのメンバー」であるとのこと。

BancodeEspañaがデジタルペセタの発行に興味を持っている理由として、スペインは自国の通貨を発行しておらず、ユーロシステムのメンバーとして、スペインのペセタを廃止した2002年からユーロを使用しているという背景があるようだ。その一方で、2017年9月に当時の欧州中央銀行のMario Draghi総裁は、ユーロ圏のメンバーであるエストニアがデジタル通貨を発行するという考えを批判しており、どの加盟国も自国通貨を導入することは許されないと記者団に語っている。

しかし、現在の中央銀行総裁であるChristine Lagarde総裁はデジタル通貨にはるかに興味を持っており、最近、ECBが発行したデジタル通貨に関する包括的なレポートを公開し、CBDCの影響について一般の人々との協議を開始したとのこと。さらに今年初めには、中央銀行のアソシエイトディレクターであるAyuso氏とCarlos Conesa氏は、「中央銀行デジタル通貨に関する現在の議論」というタイトルのスペイン銀行向けのレポートを発表している。

欧州におけるデジタル通貨については、パブリックコメントの募集や、商標登録などの準備も進んでおり、実用化への道は着実に進んでいるとみられる。

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