独決済大手Wirecard幹部が、大量のビットコインをドバイからロシアに送金

Wirecard元COOが巨額のビットコインを送金か

ドイツメディアの報道によると、Wirecard元最高執行責任者がドイツから脱出したことに引き続き、今度はドバイからビットコインを転送したと報じられた

Wirecardは1999年にドイツのフランクフルトで設立。2005年にフランクフルト証券取引所に上場、2007年にはアジア地域に進出し、知名度をあげていった決済サービス企業だ。一見順調に見える企業業績を上げていったWirecardだが、2019年1月に、イギリスのフィナンシャルタイムズ紙が不正会計の疑いを報じたことがきっかけとなり、注目を集めていた。2019年4月には、ソフトバンクグループと戦略提携し、9億ユーロのCBを通じて5.6%の出資を受け入れたことで、日本でも知名度をあげつつあった。

Wirecard巨額資金不明の概要

事件の流れを時系列で整理してみよう。

2020年6月18日には19億ユーロ(約2300億円)もの巨額資金の所在が不明であることを認め、翌日である今年6月19日にCEO(最高経営責任者)のマークス・ブラウン(Markus Braun)が辞任。同日には、Wirecardは監査法人のErnst & Youngから21億ドル(2,253億円)が不明だと指摘されたことを発表している。

ブラウン容疑者逮捕の翌日である6月20日には、COO(最高執行責任者)のヤン・マーサレク(Jan Marsalek)氏を解雇したことがWirecardを通じて正式に発表。その後、マークス・ブラウン容疑者を詐欺の疑いで逮捕した事を、ミュンヘンの検察当局が現地時間6月23日に発表した。

ブラウン容疑者は、Wirecard社が決算報告した21億ドルの巨額資金が不明になっていることを認めた後、保釈金500万ユーロ(約6億1,400万円)で釈放されている。未だ、不明の巨が資金の行方が分からない中、Wirecardの主要人物であったヤン・マーサレク氏の行方も分からなくなっていると一部では報じられている。

行方不明のWirecard元COOの足取り

そんな中、ドイツの大手ビジネス紙のHandelsblattが、Wirecardの元最高執行責任者は、ヤン・マーサレクはすでにドイツから脱出(出国)し、ロシアに移住したと報じている。さらに、マーサレクがロシア国内から、多額のビットコインを送金したことを報じている。

現在マーサレクは、ロシア軍のシークレットサービスGRUの監督下に置かれており、モスクワの西側の建物内に収容されているとしています。

同紙の報じた内容によると、マーサレクは釈放された後すぐ、クラーゲンフルトからエストニアの首都タリンを経由してチャーター機でベラルーシの首都ミンスクまで移動。ロシアの指導部は、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領との間の政治的対立を理由に、GRUがマーサレクをベラルーシに残すことは危険と判断し、ロシアへ渡ったと報じています。

今回、多額のビットコインが送金されたことで、数週間行方不明であったマーサレクが、現在ロシアにいることが判明した。

ドイツの主要日刊商業経済紙のハンデルスブラット(Handelsblatt)によると、マーサレクは数週間行方不明の後、7月19日(日曜)の夕方の報告によって、「Wirecardが疑わしい事業を行った資金をドバイからビットコインでロシアに多額の資金を送ったと言われている」と報じている。

ウォールストリートジャーナルによると、マーサレクの仮想通貨に対する考えとして、仮想通貨が痕跡なしにお金を動かす自分たちの能力について深夜に議論するのが好きだったと報じている。

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